時代に翻弄されるエンジニアのブログ

ゲームプログラマをやっています。仕事やゲームや趣味に関してつらつら書きたいと思います。

ゲーム開発が進まない、3つの理由 〜特に趣味でチーム開発〜

こんにちは

皆さんゲーム開発していますか?

"やっているけど、進まない。"
"なんか、会議で話しても何も決まっていない気がする。"

そんなことを感じている人がいるかもしれません。

今回はそんな方々に僕の経験からなんでゲーム開発ができないかをまとめました。

まずは結論から

進まない理由はだいたい以下の3つです。

1. 今やるべきことがわからず無駄な開発をする。
2. 作るもの具体像が湧いていない。
3. 担当分野があいまいで誰が何を判断すればいいかわからない。

それでは簡単に説明しようと思います。

1. 今やるべきことがわからず無駄な開発をする。

これは、いちばんのあるあるです。

例えば
"開発が始まって間もないのにチュートリアルから全てを考えている"

"キャラクターのある技の細かい性能を考えることに時間をさいてしまう"

"基本的な機能も決まっていないのにコンテンツを増やすことを考えている"

上のような経験はありませんか?

なぜ無駄な開発をしてしまうのか?それは、無駄な部分には夢が詰まっているからです。

"すごい技を出せるゲームがつくりたい"、"こんなストーリーのゲームがいい"。"主人公のパラメータは絶対これ!"

などなど、ゲーム作成は夢から始まるのはいいことですが、それは作られた物があってからの話です。

まず行わないといけないは、ゲームのメインの一番面白さを左右する部分をさっさと作ることです。

それが終わったら、リリースまでたくさんのコンテンツを作るのが得策だと思います。

2. 作るもの具体像が湧いていない。

企画をやってといわれて、まずはじめに何を考えるでしょうか?

チームで企画の共通認識がない場合はそれぞれ別のことを考えているかもしれません。

その状況でいざ会議をしてみると、みんなバラバラな意見しか出ず、意見がまとまることはありません。

まずおこなわないといけないのは、共通認識を作ることです。

たとえば、今日の会議ではテーマとコンセプトとシステムを決めようと提案します。そうすると、みんなそれについて考えてきます。

当たり前のようかもしれませんが、これができていないことが結構あります。

これは開発の初めだけではなく、中盤でも何を持って企画の完成とするのかなど、考えることはさまざまです。

ゲーム開発に慣れていない間は、会議の終わりに次の会議までに何をやってくるのかを一人ひとり明確に決めるようにしましょう。

3. 担当分野があいまいで誰が何を判断すればいいかわからない。

プログラマが3人でゲーム開発をした時、一人の人にタスクが集中していたりしませんか?

重大の問題が見つかった時、どうやって決定を下すのかを決まっていますか?

このように、タスクの割り振りや規格の決定など、何を持って物事を決めるかを考えることは大事です。

特に趣味でやっている場合はこれが曖昧となるため、とても苦労することになります。

そんな時にやらないといけないのは、責任の範囲を話し合う前に決めておくことです。

プログラマが複数人いても、バトル部分、UI部分、ネットワーク部分など、分担は様々です。

企画でも、細かいことを決める人と、もっと大きなことを決める人、企画の面白さに責任を持つ人、等色々決めることができます。

相談して決めることは最もコストが高く、判断基準も曖昧になりがちです。

責任を分散して、最終決定は誰かに従うなどを、決めておくことで、決める手を省くことができるのでとってもやりやすくなります。

※責任をおっても自分で独断していいわけではありません。周りの人の意見をまとめるということです。

まとめ

3つとその対策をまとめると

1. 今の開発の段階を考慮して作るべきものを考えよう
2. 具体的に何をどこまでやるのかをしっかり話し合ってから開発を行おう
3. 責任を分散することで、決定や会議にかけるコストを削減して開発に集中しよう

以上です。