時代に翻弄されるエンジニアのブログ

ゲームプログラマをやっています。仕事やゲームや趣味に関してつらつら書きたいと思います。

ひさびさにビジネス書を読んでみました

こんにちは,今日は「稼ぎたければ捨てなさい」という本を読んで見た感想と思ったことを書いていきたいとおもいます.

はじめに

 この本は起業するうえでの心得のようなものが掛かれていました.内容は集客についてが多い印象でした.僕がこの本から読み取ったことは「今の事業に対する考え方」「見込み顧客とは」「成功パターンの考え方」についてです.内容はどこのビジネス本でも言っていることで多いです.まとめると,「顧客をしっかり固定してその人に合った集客を行う」ということです.

今の事業に対する考え

 終戦から現代までの事業は「いいものを作る」という方針でした.粗悪品が多く,いいものを作ると売れる時代ということです.現代について考えると,製作技術の発展から100円ショップでもかなりのクオリティのものが売られています.そのような現代で重要となるのは誰に届けたいかを明確にする.そして,その人に合った事業に集中することです.スマホを例にとると,たくさんの良い機能を持ったスマホは売れません.それは技術の押し付けだからです.購入者が必要なのは自分が使う機能だけであり,自分がそれを使っている未来を想像できるものが売れるものになります,なので,今の時代は届けたい人を明確にし,一つの重要な機能に集中することが大切になります.

見込み顧客

 誰に売るのかを考えるときに見込み顧客という概念が登場します.見込み顧客は自分の商品に興味を持ってくれる人ではなく,買ってくれるような人となります.例えばSNSゲームを長時間やっているが課金は絶対にやらない人がいます.対してゲームは長時間やらないが好きで課金をよくする人がいます.ここで言う見込み顧客というのはゲームに興味がありかつ課金に対する抵抗が少ない人の事を言います.そのような顧客の集客は競合他社,類似市場と集客していく必要があります.

成功パターン

 高齢者向けの事業をSNSで宣伝しても効果はありませんがチラシによる集客は効果があります.デジタルの時代に流されず事業の見込み顧客にあった集客が大切になります.集客にはいろいろなパターンがあります.SNS,チラシ,セミナー,ブログいろいろ試してみてやっと着いた顧客の共通点にあうような集客が大切になります.小さくてもいいので要は成功事例があればそれが自分にとっての成功パターンということです.これは,小さい範囲にも言えます.技術的なアプリの宣伝のためにブログを書くのであれば,Qiitaのような技術に興味がある人が多く集まるサービスで宣伝すると受けがいい,など考える必要があります.

終わりに

 ビジネス本は久しぶりに読みました.文章の言葉遣いに違和感がありましたが,内容をまとめると集客できそうな分野に対して事業を行っていくことが必要というようなことが書かれています.それは守銭奴になるということではなく,その分野に価値を求めている人が多いということ.そして,その人たちからお金を奪うのではなく,価値を届けることが企業の目的になってくるということです.また,そうすることで,道に迷うことなく,その人たちに一番効果的に届く方法をを知れると思いました.
 他にも「人間の脳の構造から同アプローチしていくか」,「Uberが何で売れたか」など面白い内容も多く面白い内容だったと思います.